<ぶらり志免>
志免鉱業所跡地は、日本海軍や日本国有鉄道によって運営された「国営炭鉱」
志免鉱業所の採炭夫を昇降させ、石炭を搬出するための施設である。
地上にある櫓の部分は1941年(昭和16年)に着工し、
1943年(昭和18年)に完成。地下の竪坑は櫓の完成後
1943年(昭和18年)から1945年(昭和20年)にかけて開鑿された。
1964年(昭和39年)に閉山となった。
高さ約48メートルの竪坑櫓は、福岡県で最も有名な廃墟の一つであるが、
れっきとした国指定重要文化財。
わが国近代の鉄筋コンクリート造構造物の中で、
地上47.6mという有数の高さを誇る高層構造物であり、
近代建設技術史上、価値が高い。
<世界記憶遺産>
ユネスコ(国際連合教育科学文化機関)が主催する三大遺産事業の一つです。
代表的なものでは、フランス人権宣言、アンネの日記、
ベートーベン第9交響曲の草稿などが登録されています。
2011年5月25日、福岡県田川市と福岡県立大学が共同で申請した
山本作兵衛氏の炭坑の記録画および記録文書が、
日本で初めて世界記憶遺産に登録されました。

※久しぶりにリフレッシュできました!
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志免鉱業所跡地 |
「塔櫓巻型石炭等運搬用のかごを
昇降させる巻揚機を櫓上部に設置する形式)」
近代に建設されたわが国で
唯一の現存遺構として貴重である。

旧志免鉱業所竪坑櫓 |

斜坑口:第八坑連卸坑口 |
斜坑口の後ろに見えているのはボタ山
ボタ山とは石炭や亜炭の採掘に伴い発生する
捨石(ボタ)の集積場である。
ぼた山と平仮名表記をすることもある。
漢字では硬山と書く。
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